歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 113C-53

    56歳の女性。下顎右側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。
    6か月前、M*の抜歯後に生じ、その後疼痛の範囲が広がったため抗菌薬を1か月間服用したが、症状の改善がみられなかったという。
    特記すべき既往歴はない。
    右側オトガイ部の知覚鈍麻を認めたため下顎右側臼歯部の生検を行った。

    初診時のエックス線画像(別冊 No.13A)、CT(別冊No.13B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.13C)を別に示す。
    行うべき処置はどれか。1つ選べ。

    a 開窓術
    b 腐骨除去術
    c 放射線療法
    d 皮質骨除去術
    e 下顎区域切除術

    エックス線画像、CT

    生検時のΗ-E染色病理組織像

    52.1%
  3. 113C-63

    唇顎口蓋裂患者によくみられるのはどれか。3つ選べ。

    a 歯内歯
    b 捻転歯
    c 矮小歯
    d 先天欠如歯
    e タウロドント

    95.6%
  4. 113C-66

    右側口蓋の病変の写真(別冊No.21A)とΗ-E染色病理組織像(別冊No.21B)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 線維腫
    b 乳頭腫
    c 多形腺腫
    d 粘表皮癌
    e 扁平上皮癌

    口蓋の病変の写真とΗ-E染色病理組織像

    94.7%
  5. 113C-67

    76歳の男性。舌の違和感を主訴として来院した。
    1か月前から食物の食べにくさを自覚していたという。
    既往歴に特記すべき事項はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.22A)と舌前方突出時の写真(別冊No.22B)を別に示す。

    最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 三叉神経麻痺
    b 顔面神経麻痺
    c 舌咽神経麻痺
    d 迷走神経麻痺
    e 舌下神経麻痺

    口腔内写真と舌前方突出時の写真

    97.3%
  6. 113C-69

    20歳の男性。咬み合わせの異常を主訴として来院した。
    前夜、顔面を殴打された後から咬合の異常を自覚しているという。
    検査の結果、保存的治療を行うこととした。
    初診時のエックス線画像(別冊No.24A)、CT(別冊No.24B)及び顎間固定解除後のある訓練時の写真(別冊No.24C)を別に示す。

    この訓練で予防するのはどれか。1つ選べ。

    a 顎関節強直症
    b 変形性顎関節症
    c 滑膜性骨軟骨腫症
    d 習慣性顎関節脱臼
    e 非復位性関節円板転位

    エックス線画像、CT及び顎間固定解除後のある訓練時の写真

     

    96.6%
  7. 113C-72

    12歳の男児。歯の生え代わりが遅いことを主訴として来院した。
    幼少時から遺伝疾患を指摘されているという。
    低身長と歯列不正が認められる。
    初診時の上半身の写真(別冊No.26A)、口腔内写真(別冊No.26B)及びエックス線画像(別冊No.26C)を別に示す。

    この疾患でよくみられるのはどれか。1つ選べ。

    a 合指
    b 耳介変形
    c 毛髪の減少
    d 先天性心疾患
    e 大泉門閉鎖遅延

    上半身の写真、口腔内写真及びエックス線画像

    エックス線画像

    97.5%
  8. 113C-77

    1か月前に悪性リンパ腫の治療のため同種造血幹細胞移植を受けた患者の初診時の口腔内写真(別冊No.29)を別に示す。
    初診時の血液学検査結果の一部を表に示す。

    血液学検査結果の一部

    最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a GVHD
    b 類天疱瘡
    c 壊疽性口内炎
    d 口腔扁平苔癬
    e 全身性エリテマトーデス

    初診時の口腔内写真

    95.4%
  9. 113C-78

    56歳の女性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。
    1か月前に自覚し、痛みがなかったためそのままにしていたという。
    初診時のエックス線画像(別冊No.30A)とCT(別冊No.30B)を別に示す。

    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 歯根囊胞
    b 歯原性粘液腫
    c エナメル上皮腫
    d 線維性異形成症
    e セメント質骨形成線維腫<骨形成線維腫>

    エックス線画像とCT

    CT

    18.9%
  10. 113C-81

    73歳の男性。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。
    3か月前に自覚したがそのままにしていたところ、徐々に増悪してきたという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)及び造影CT(別冊No.31C)を別に示す。

    治療方針を決めるにあたり必要な検査はどれか。4つ選べ。

    a PET
    b 生検
    c 頸部超音波検査
    d 上部消化管内視鏡
    e 99mTcO4-シンチグラフィ

    口腔内写真、エックス線画像及び造影CT

    64.8%
  11. 113C-86

    45歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。
    1年前から自覚していたが、痛みがないためそのままにしていたという。
    左側口蓋部に骨様硬の腫脹を認める。
    初診時の口腔内写真(別冊No.36A)、エックス線画像(別冊No.36B)、CT(別冊 No.36C)、MRI(別冊No.36D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.36E)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 膿瘍
    b 扁平上皮癌
    c 歯原性粘液腫
    d エナメル上皮腫
    e 線維性異形成症

    口腔内写真、エックス線画像、CT

    MRI及び生検時のΗ-E染色病理組織像

    89.0%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:113C-53

56歳の女性。下顎右側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。
6か月前、M*の抜歯後に生じ、その後疼痛の範囲が広がったため抗菌薬を1か月間服用したが、症状の改善がみられなかったという。
特記すべき既往歴はない。
右側オトガイ部の知覚鈍麻を認めたため下顎右側臼歯部の生検を行った。

初診時のエックス線画像(別冊 No.13A)、CT(別冊No.13B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.13C)を別に示す。
行うべき処置はどれか。1つ選べ。

a 開窓術
b 腐骨除去術
c 放射線療法
d 皮質骨除去術
e 下顎区域切除術

エックス線画像、CT

生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:D
正答率:52.1%
問題番号:113C-63

唇顎口蓋裂患者によくみられるのはどれか。3つ選べ。

a 歯内歯
b 捻転歯
c 矮小歯
d 先天欠如歯
e タウロドント

正解:BCD
正答率:95.6%
問題番号:113C-66

右側口蓋の病変の写真(別冊No.21A)とΗ-E染色病理組織像(別冊No.21B)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 線維腫
b 乳頭腫
c 多形腺腫
d 粘表皮癌
e 扁平上皮癌

口蓋の病変の写真とΗ-E染色病理組織像

正解:B
正答率:94.7%
問題番号:113C-67

76歳の男性。舌の違和感を主訴として来院した。
1か月前から食物の食べにくさを自覚していたという。
既往歴に特記すべき事項はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.22A)と舌前方突出時の写真(別冊No.22B)を別に示す。

最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 三叉神経麻痺
b 顔面神経麻痺
c 舌咽神経麻痺
d 迷走神経麻痺
e 舌下神経麻痺

口腔内写真と舌前方突出時の写真

正解:E
正答率:97.3%
問題番号:113C-69

20歳の男性。咬み合わせの異常を主訴として来院した。
前夜、顔面を殴打された後から咬合の異常を自覚しているという。
検査の結果、保存的治療を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.24A)、CT(別冊No.24B)及び顎間固定解除後のある訓練時の写真(別冊No.24C)を別に示す。

この訓練で予防するのはどれか。1つ選べ。

a 顎関節強直症
b 変形性顎関節症
c 滑膜性骨軟骨腫症
d 習慣性顎関節脱臼
e 非復位性関節円板転位

エックス線画像、CT及び顎間固定解除後のある訓練時の写真

 

正解:A
正答率:96.6%
問題番号:113C-72

12歳の男児。歯の生え代わりが遅いことを主訴として来院した。
幼少時から遺伝疾患を指摘されているという。
低身長と歯列不正が認められる。
初診時の上半身の写真(別冊No.26A)、口腔内写真(別冊No.26B)及びエックス線画像(別冊No.26C)を別に示す。

この疾患でよくみられるのはどれか。1つ選べ。

a 合指
b 耳介変形
c 毛髪の減少
d 先天性心疾患
e 大泉門閉鎖遅延

上半身の写真、口腔内写真及びエックス線画像

エックス線画像

正解:E
正答率:97.5%
問題番号:113C-77

1か月前に悪性リンパ腫の治療のため同種造血幹細胞移植を受けた患者の初診時の口腔内写真(別冊No.29)を別に示す。
初診時の血液学検査結果の一部を表に示す。

血液学検査結果の一部

最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

a GVHD
b 類天疱瘡
c 壊疽性口内炎
d 口腔扁平苔癬
e 全身性エリテマトーデス

初診時の口腔内写真

正解:A
正答率:95.4%
問題番号:113C-78

56歳の女性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。
1か月前に自覚し、痛みがなかったためそのままにしていたという。
初診時のエックス線画像(別冊No.30A)とCT(別冊No.30B)を別に示す。

考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 歯根囊胞
b 歯原性粘液腫
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e セメント質骨形成線維腫<骨形成線維腫>

エックス線画像とCT

CT

正解:E
正答率:18.9%
問題番号:113C-81

73歳の男性。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。
3か月前に自覚したがそのままにしていたところ、徐々に増悪してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)及び造影CT(別冊No.31C)を別に示す。

治療方針を決めるにあたり必要な検査はどれか。4つ選べ。

a PET
b 生検
c 頸部超音波検査
d 上部消化管内視鏡
e 99mTcO4-シンチグラフィ

口腔内写真、エックス線画像及び造影CT

正解:ABCD
正答率:64.8%
問題番号:113C-86

45歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。
1年前から自覚していたが、痛みがないためそのままにしていたという。
左側口蓋部に骨様硬の腫脹を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.36A)、エックス線画像(別冊No.36B)、CT(別冊 No.36C)、MRI(別冊No.36D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.36E)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 膿瘍
b 扁平上皮癌
c 歯原性粘液腫
d エナメル上皮腫
e 線維性異形成症

口腔内写真、エックス線画像、CT

MRI及び生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:C
正答率:89.0%

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