歯学部の闇とは?4つの闇と乗り超えるための対応策を詳しく解説

  • 公開日:2024.05.27
  • 更新日:2024.05.27
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歯学部の闇とは?4つの闇と乗り超えるための対応策を詳しく解説
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歯学部の4つの闇とは
もしあなたが歯学部受験を目指していたり、すでに歯学部に在籍しているなら、

  • 歯学部の闇とは何なのか知りたい
  • 歯学部に入った後、きちんと卒業して歯科医師になれるのか不安
  • 歯学部の闇を乗り超えるための対策が知りたい

といった疑問や悩みをお持ちではないでしょうか。

一般的には、歯学部に入学したらそのまま歯科医師になれると思われています。

しかし実は、歯学部に入学した人すべてが歯科医師になれているわけではありません。

これがいわゆる「歯学部の闇」と言われるものです。

この闇の実態を知らないまま歯学部に入学すると「こんなはずではなかった」「事前に知っていれば歯学部を選ばなかった」といった後悔につながってしまいます。

また、すでに歯学部に在籍していて実態に気づいたものの、どうやったら抜け出せるのかわからず不安に思っている場合もあるでしょう。

そこで、この記事では歯学部受験を目指す人や、すでに歯学部に在籍している人向けに

  • 歯学部の4つの闇
  • 歯学部の闇への対応策
  • 効率よく学習し歯学部の闇を乗り超える方法

について解説していきます。

あなたがこの記事を読めば、歯学部の闇とそれを乗り超える方法を知ることができるでしょう。

ぜひ、この記事を読んで迷いを晴らし行動を開始していきましょう。

また3章では、効率よく学習し歯学部の闇を乗り超えたい人におすすめの学習ノウハウを持つ「60日合格塾」の特徴についても案内していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

1章:歯学部の4つの闇

1章では、歯学部の4つの闇の実態についてお伝えします。

歯学部の闇とは、以下の4つです。

  • 歯学部の志望者が減っている
  • 留年率が高く、ストレスがたまりやすい
  • 歯科医師国家試験に闇の合格率が存在する
  • 国家試験合格後にも壁がある

ひとつずつ解説します。

1-1:歯学部の志望者が減っている

まず、歯学部の闇として知っておいてほしいことは「歯学部の志望者が減っている」ということです。

近年、歯学部の人気は低下していると言われています。

理由としては、歯科医師過剰問題による収入や雇用の不安、私立校の高額な学費、歯科医師国家試験の難化などが挙げられます。

国の方針としても、将来の歯科医師の過剰を想定して歯学部生の定員削減が掲げられています。

実際、昭和60年以降は歯学部の入学定員が順次削減されており、令和5年度の入学定員は昭和60年と比べて平均26.8%減少しています。

それでも、一部の大学では入学者選抜競争倍率が1倍台となっています。

以前は、歯学部に入学し歯科医師になることがほぼ確実に将来の安定につながっていましたが、昨今ではその確実性は失われています。

今後の社会情勢が不透明な中、将来決して安泰とは言えなくなったことが志望者減少の原因のひとつと言えるでしょう。

1-2:留年率が高く、ストレスがたまりやすい

次に、歯学部の闇として知っておいてほしいことは「留年率が高い」ということです。

令和5年度の文部科学省の調査によると、在籍学⽣総数に占める留年・休学者の割合は、国立で14.7%、私立平均で28.8%、全国平均で24.8%でした。

留年が多い原因のひとつに、歯学部生の質の低下が挙げられます。

近年、歯学部の志望者が減り、入学者選抜競争倍率が1倍台となる大学も出てきています。

その結果、歯学部の合格ボーダー偏差値も下がり、歯学部生の質の低下に繋がっていると言われています。

その結果、進級できない学生が増え、留年・休学率が高くなっているのです。

さらに注意点として、多くの歯学部では同じ学年での留年は2回までなど規定があり、その回数以上留年してしまうと「放校」といって退学となる場合があります。

歯学部では、スムーズに進級するために一定の努力が欠かせないと言えるでしょう。

また、歯学部は実習も多く、卒業試験と国家試験も重なりストレスが多い学部ともいえます。

  • 実習がうまくいかない
  • 担当の先生と気が合わない
  • 見学も多い
  • 試験勉強も間に合わない

など余裕がなくなることも珍しくありません。

留年していればなおさらストレスフルな生活になるでしょう。

歯学部の膨大な学習量をこなしていくためには、学習を計画的に実行し、早め早めに終わらせることを心掛けなくてはいけません。

また、精神的にまいってしまう前に友人や先生に相談するのも一つの方法です。

1-3:歯科医師国家試験に闇の合格率が存在する

3つ目に、歯学部の闇として知っておいてほしいことは「歯科医師国家試験に闇の合格率が存在する」ということです。

歯科医師国家試験の合格率は「合格者数/受験者数×100」で算出されます。

しかし、実は出願者数=受験者数ではないのです。

実際は、出願者数>受験者数であるため、合格者数/出願者数×100にすると、各大学の合格率は公表されている合格率よりも下がります。

これがいわゆる闇の合格率です。

【歯科医師国家試験】闇の合格率とは?合格率が低い理由と対策を紹介

この出願者数と受験者数の差は、卒業試験で落ちた人数とほぼ同数と考えられます。

というのも、歯科医師国家試験の受験資格に「歯学部を卒業した人」という条件があるためです。

つまり、歯学部を卒業できなかった場合、出願していても国家試験を受験することができないのです。

多くの私立大学歯学部では、国家試験に受かる見込みのない学生を予め卒業試験で落としておくことで見た目の国家試験合格率を上げています。

こうすることで、歯学部志望の高校生やその親に対し国家試験合格率をアピールできるからです。

1-1の歯学部の志望者数が減っている、ともつながりますが、大学側も経営していくための新規入学者数を増やす必要があります。

そのため、見た目の歯科医師国家試験合格率を上げるために、卒業試験を難化させているとも言われています。

公表されている合格率には、このような背景があることを押さえておくことが重要です。

1-4:国家試験合格後にも壁がある

4つ目に、歯学部の闇として知っておいてほしいことは「国家試験合格後にも壁がある」ということです。

歯科医師国家試験に合格してもすぐに歯科医師として最前線で働けるわけではありません。

なぜなら、学生実習では、患者さんに実際の処置を行うことはほとんどできないからです。

医療行為を行うには、特定の国家資格を持っている必要があります。

歯科医師となって初めて現場で患者さんに触れることができるのです。

現場での経験を積むため、歯科医師国家試験合格後の最初の1年間は指定された施設(病院、歯科医院など)で臨床研修を受けることになります。

厚生労働省によると、歯科の臨床研修は以下のように定められています。

歯科医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、歯科医学及び歯科医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、 一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付けることのできるものでなければならない。

この定義からもわかるように、歯科医師としての技術だけでは歯科医師としてやっていけません。

歯科医師には、患者さんとのコミュニケーション能力も必須です。

歯科医師国家試験合格のみを目指し勉強だけしてきた人は、臨床研修の段階で躓く可能性もあります。

できれば歯学部生のうちに、歯科医師になるための知識だけでなく、様々な人と関わったりいろいろな経験をしてコミュニケーション能力を身につけておくと良いでしょう。

2章:歯学部の闇への対応策

2章では歯学部の闇への対応策について、以下の4つをお伝えします。

  • 不本意で歯学部に入学した場合
  • 留年しないための勉強法
  • 卒業試験・国家試験にダブルで合格する方法
  • 歯科医師として成功する方法

では、ひとつずつ解説します。

2-1:不本意で歯学部に入学した場合

1つ目の対応策は、不本意で歯学部に入学した場合の対応策です。

歯学部では、もともと医学部を目指していたなど歯学部が第一志望ではなかった学生も一定数います。

その場合、講義に興味が持てなくなったり、勉強へのモチベーションが保てないことがあります。

すでに自分のやりたいことが決まっていて他に行きたい学部がある場合には早めに舵を切ることが重要です。

医学部落ちで歯学部に来た学生が、医学部を再受験することは珍しくありません。

一生の仕事に関わることなので自分が納得できないのなら転部も視野に入れ、できるだけ早く行動に移しましょう。

医学部には編入試験もあります。中には大学に2年以上在籍して指定の単位を取得した人を対象とした編入試験もあるので編入を見越して歯学部で必要単位を取ることも可能です。

ただし、もし「なんとなく歯学部が合わない」「歯学に興味をもてない」と感じている場合には以下の行動をおすすめしています。

  • 一度大学の講義に全力で取り組んでみる
  • 歯科助手としてアルバイトしてみる
  • 歯科医師の社会的意義について考えてみる

歯科医師は医療のエキスパートであり、社会的責任も高く世の中で役に立てる職業であることは間違いありません。

それを目指せる立場を本当に失って良いのか、今一度、自問自答してみるのも大切です。

詳しくはこちらの記事でも解説していますので、ぜひご覧になってください。

歯学部を中退する6つの理由と中退後の選択肢について徹底解説!

2-2:留年しないための勉強法

2つ目の対応策は、留年しないための勉強法です。

各学年での進級試験の多くは、国家試験を想定し学年ごとの進捗に合わせた内容となっています。

学年が若いほど国家試験はまだまだ先のように思えますが、効率よく勉強するためには早いうちから国家試験にも通用する勉強方法を身に付けることが大切です。

また歯学部は実習も多く、細分化された科目も多いです。

そのため試験勉強の時間を確保するのが難しくなってきます。

過去問を利用したり授業のポイントを重点的に勉強するなど、効率的に勉強する必要があります。

歯科医師国家試験にも通用する勉強法としては、

  • 勉強スケジュールを立てて効率的に勉強に励む
  • 塾や予備校を利用する

ことをおすすめしています。

具体的には、まず日々の学習に「復習」を取り入れてみましょう。

理想は、1日の勉強終わりに勉強した内容を振り返る時間、翌朝に前日の勉強内容を1から思い出す時間をそれぞれ15〜30分取ることです。

繰り返し復習することで、学習内容を長期記憶にすることができます。

日々の勉強内容をより身につけることができるでしょう。

また、必ずしもすべての人に当てはまるわけではありませんが、場合によっては予備校・塾に通うこともおすすめです。

特に、大学の講義スタイルが苦手な場合や、繰り返し間違えてしまう特定の苦手分野がある場合などでは、予備校・塾は学習効率を上げる方法の一つと言えるでしょう。

勉強法については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧になってください。

【歯科医師国家試験】効率的な勉強法、科目・分野別のおすすめ勉強法

2-3:卒業試験・国家試験にダブルで合格する方法

3つ目の対応策は、卒業試験・国家試験にダブルで合格する対策を立てることです。

1章でお伝えしたように、歯学部を卒業しなければ歯科医師国家試験を受けることはできません。

また、卒業試験と国家試験は時期的にも近く、卒業試験が終わってから国家試験に向けた勉強を始めることは非常に非効率的です。

出題される範囲は同じなため、同時合格を目指すのが最も効率の良い勉強法なのです。

実際に60日合格塾の生徒でダブル合格する人は、同時合格するために必要なことをしっかりと見極め、ゴールから逆算して戦略を立てていることが特徴です。

この戦略をしっかり立てられるかどうかで国家試験の合否は大きく左右されます。

もちろん、大学の卒業制度は多種多様なので、対策を立てるのは簡単ではありません。

しかし、それでも卒試だけをターゲットとするのではなく、あくまで「国家試験に合格するために自分は何をすべきかを考えて実行できる人」が一発合格に最も近づける人と言えるでしょう。

2-4:歯科医師として成功する方法

4つ目の対応策は、歯科医師として成功する方法を知っておくことです。

歯科医師として成功するためには、知識や技術だけでは十分とは言えません。

臨床現場に出てから困ることのないように、歯学部生のうちに次のような行動を取り入れてみると良いでしょう。

まず、歯学部生のうちから将来自分がどんな歯科医師になりたいのか考えておきましょう。

想像だけではどうしてもイメージしにくいため、実際に歯科医院でアルバイトしてみるのもおすすめです。

次に、将来像から逆算して必要な知識やコミュニケーション能力を身につけておくと良いでしょう。

勉強して知識を増やすことももちろん大事ですが、サークル活動や歯学部とは関係ないアルバイトなども良い社会経験になります。

できるだけ様々な状況を経験し、コミュニケーション能力やトラブル解決能力を磨いておくことは将来大きなアドバンテージとなるでしょう。

さらに、先輩や後輩とのつながりを大切にすることも大切です。

たとえば将来、自分が歯科医院を開業する場合、縦のつながりがあれば、先輩にアドバイスをもらったり後輩が自分の歯科医院で働いてくれるかもしれません。

人脈は何よりの財産となるのです。

最後に、歯学部の勉強はなるべく効率よくこなすことが大切です。

上記のように、歯学部生の間はかなり多忙です。

膨大な歯学部の学習内容は、効率よくこなさないと時間が足りなくなってしまいます。

効率の良い勉強法は当メディアでもいくつかご紹介していますが、自分に合った方法をできるだけ早く見つけて継続することが重要です。

3章:効率よく学習し歯学部の闇を乗り超えたい人は「60日合格塾」に相談を

もし、あなたが「歯学部の闇を乗り超えて歯科医師になりたい」と感じているのであれば、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」に無料相談してみてください。

60日合格塾は

  • 1単元1枚のオリジナルテキスト
  • アウトプット中心の個別カリキュラム
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といった特徴のある全く新しい形式の塾です。

無料相談では歯学部の学習内容や国家試験のプロが親身に相談を受けています。

受験生だけでなく、親御様の相談も可能です。

また、電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応もおこなっています。

お困りの際にはぜひご相談ください。

まとめ:適切な対策を立てて、歯学部の闇を乗り超えよう!

今回の記事の内容をまとめます。

歯学部の4つの闇とは、以下の4つでした。

  • 歯学部の志望者が減っている
  • 留年率が高く、ストレスがたまりやすい
  • 歯科医師国家試験に闇の合格率が存在する
  • 国家試験合格後にも壁がある

また、歯学部の闇への対応策については、以下の4つを解説しました。

  • 不本意で歯学部に入学した場合
  • 留年しないための勉強法
  • 卒業試験・国家試験にダブルで合格する方法
  • 歯科医師として成功する方法

もし、この記事を読んで歯学部の闇を乗り超えたい人は、

  • 国家試験のプロが親身になって解決策を提示
  • 受験生だけでなく、親御様の相談も可能
  • 電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応

といった特徴のある「60日合格塾」に一度相談してみてください。

60日合格塾の詳細をもっと知りたい場合は、こちらのサイトをぜひご覧ください。

【60日合格塾】

ご相談の際は、こちらのLINEに登録してお気軽にメッセージをお送りください。

この記事の内容を参考に対策を立て、歯学部の闇を乗り超えていきましょう。

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AUTHOR
著者紹介

著者 和気正和

歯科医師国家試験
60日合格塾・塾長
歯科医師 和氣正和

当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。

もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。

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